大和ハウス工業(株)は10日、2010年3月期第3四半期決算を発表した。
当期(09年4月1日~12月31日)の連結売上高は1兆1,664億7,300万円(前年同期比▲4.7%)、営業利益503億3,700万円(同▲4.2%)、経常利益501億2,100万円(同▲2.8%)、当期純利益280億700万円(同10.3%増)。
住宅事業において、基幹商品「xevo(ジーヴォ)」シリーズに、省エネと快適性を求めた環境配慮型住宅「xevoFU~風~」、「xevoKU~空~」のほか、日本の伝統的な暮らしの知恵を現代風にデザインしたデザイナーズエコ住宅「xevoEDDI」を発売。また、長期優良住宅、環境共生住宅認定の取得を積極的に推進し、環境性能の高い住宅を提供した。
また、低層賃貸住宅においても、土地オーナーの要望に柔軟に対応すべく営業強化を図るため、環境対応型商品「セジュールエコハ」、自由設計型商品「セジュールウィット」を新たに発売。なお、同社の賃貸住宅におけるCO2排出削減への取組みについて、「平成21年度地球温暖化防止活動環境大臣表彰」を受賞している。
さらに、環境エネルギー事業部を創設し、全国28ヵ所の営業所を展開し、高効率反射板や高天井用反射板、LED街路灯等の販売拡大に努めたほか、CSRの一環として、社員を講師として小・中学校に派遣し、住まいと環境に関する学校教育の支援を継続して実施した。
セグメントごとにみると、住宅事業は売上高6,755億900万円(同▲3.9%)、営業利益249億8,600万円(同2.8%増)、商業建築事業は売上高3,500億7,300万円(同▲7.4%)、営業利益403億9,500万円(同▲7.7%)、リゾート・スポーツ施設事業は売上高437億3,900万円、営業利益500万円、ホームセンター事業は売上高473億8,900万円、営業利益13億5,900万円となった。
なお、通期では連結売上高1兆5,700億円、営業利益620億円、経常利益565億円、当期純利益240億円を見込んでいる。