東海旅客鉄道(株)(JR東海)は10日、「名古屋駅新ビル(仮称)」(名古屋市中村区)の「環境影響評価準備書」を名古屋市に提出し、建物の外観デザインなどを公表した。
同物件は、日本郵政グループなどと2008年にとりまとめた名駅一丁目1番地区における「まちづくり基本構想」にもとづき、現名古屋ターミナルビル敷地における開発計画(「名古屋駅新ビル計画」)によるもの。
外観デザインは、隣接する「JRセントラルタワーズ」との調和を図り、かつ全体として名古屋の玄関口にふさわしいランドマーク性を備えた。
また、環境影響評価の前提となる延床面積等を決定。延床面積約26万平方メートル、高さ約220m、階数46階とした。事業内容などを含めた最終的な計画は引き続き検討していく。
今後、同プロジェクトは、10年度半ばに現名古屋ターミナルビル解体工事着手、16年に名古屋駅新ビル完成、17年度までにバスターミナル・オフィス・商業施設・ホテル等の順次開業を予定している。