アドバンス・レジデンス投資法人(ADR)は12日、2009年12月期決算を発表した。
当期(09年7月1日~12月31日)の営業収益は27億9,600万円(前期比▲2.3%)、営業利益は14億4,300万円(同▲5.6%)、経常利益は9億2,400万円(同▲9.7%)、当期純利益は9億2,300万円(同▲9.6%)、1口当たり分配金は1万2,155円(同▲1,295円)。
当期は、稼働率が低下していた都心の高額物件を中心に稼働率向上に注力したが、0.7ポイント下回る95.1%となり、減収減益に。また、日本レジデンシャル投資法人(NRIC)との合併関連で取得原価に含められない想定外の費用が発生したこともあり、1口当たり分配金は、期初予想を345円下回る結果となった。
なお、物件の取得および売却は行なわなかったため、ポートフォリオに変化はなく、保有物件数は51物件、資産合計(取得価格ベース)は861億円。
NRICとの合併効力発生日が3月1日(予定)であることから、次期(最終営業期間:2010年1月1日~2月28日)については、営業収益9億2,500万円、営業利益3億8,700万円、経常利益2億600万円、当期純利益2億500万円、1口当たり分配金2,700円を見込んでいる。