(株)コマーシャル・アールイー(CRE)は15日、2010年3月期第3四半期決算を発表した。
当期(2009年4月1日~12月31日)の連結経営成績は売上高257億7,800万円(前年同期比▲36.2%)、営業損失12億8,600万円(前年同期:営業損失31億5,200万円)、経常損失17億4,100万円(同:経常損失35億5,900万円)、当期純損失19億8,100万円(同:当期純損失71億700万円)。
売上高については大型開発物件の売却件数が減少したため、大幅な減収となった。営業利益については、グループをあげてのさらなる販売費および一般管理費の削減に努めたものの、住居系PMの業績の低迷、事業系・住居系AMの業績の低迷により営業損失を計上した。
セグメント別に見ると、PM事業については、売上高200億7,800万円(前年同期比5.7%増)。8月に経営統合を行なった(株)天幸総建が連結対象になり、売上高は大幅に増加となった。一方、営業利益は、住居系PM事業の業績の低迷を主要因とし、営業損失2億8,700万円(前年同期:営業損失1億4,100万円)を計上した。
AM事業については、売上高57億3,900万円(前年同期比▲73.4%)。前年同期に比べ、開発案件の売却件数が減ったため、売上高は減少した。営業利益は、不動産市況の低迷および融資環境の悪化を受け、売却価格が下落し、営業損失5,900万円(前年同期:営業利益15億300万円)を計上した。
通期は、連結売上高377億3,000万円、営業損失4億3,000万円、経常損失8億3,000円、当期純損失9億3,000万円を見込んでいる。