不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2010/2/17

長年培った技術アピールし、シェア拡大へ/長谷工次期社長・大栗育夫氏が抱負

会見に臨む大栗育夫・次期社長(右)と、岩尾 崇・現社長(左)
会見に臨む大栗育夫・次期社長(右)と、岩尾 崇・現社長(左)

 (株)長谷工コーポレーションの次期・代表取締役社長に内定(現・代表取締役専務執行役員、4月1日就任予定)している大栗育夫(おおぐり・いくお)氏は17日記者会見を行ない、就任の抱負などを語った。

 会見には、現・代表取締役社長の岩尾 崇氏(4月1日付で、代表取締役会長に就任予定)も同席した。今回の社長交代について岩尾氏は「当社の再建を目的に銀行からやってきて12年が経ったが、関係者や社員の協力や、市場環境にも助けられ、2008年3月期には復配を果たすことができた。サブプライムローン問題やリーマンショックにより市況は大変厳しい状況だが、この機会に若返りを図るべきと考えた」とし「今、住宅の質がクローズアップされている。長谷工グループの『安心安全快適な住まいの提供』という原点を全うするためにも、次期社長はプロパー、技術系出身者であるべきだと考えていた。今後は、会長として、グループ経営全体を見ていきたい」などと語った。

 一方、次期社長となる大栗氏は「当社は、全国マンションストックの10%に当たる48万戸を建設し、首都圏・近畿圏のマンション施工シェアの20%を有する企業。マンション普及のけん引役として、また時代が必要とする技術開発とその普及を図ってきたという自負がある。それらのノウハウや事業スケールは、今後のシェア拡大において大きな優位性を発揮するはず。それらをさらに発展させ、高品質のマンションを適正価格でユーザーに提供していくことが、マンション施工トップメーカーとしての社会的使命」などと語った。

 また「(自身がプロパー社長となることで)社員のやる気も出てきた。長谷工コーポレーションを中心に求心力を高め、グループの連携を強化することで、まずは12年3月期を最終年度とする中期経営計画(目標連結経常利益320億円)の達成をめざす」とした。

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