不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2010/2/22

減収も収益率改善・コスト削減で黒字化、今後は販売代理受託に注力/フージャースコーポ10年3月期第3四半期決算

 (株)フージャースコーポレーションは19日、2010年3月期第3四半期決算説明会を開催した。

 今期(09年4月1日~12月31日)の売上高は192億3,900万円(前年同期比▲50.9%)、営業利益は13億2,800万円(前年同期:営業損失9億3,400万円)、経常利益は8億8,800万円(同:営業損失23億5,800万円)、当期純利益は8億7,400万円(同:当期純損失41億4,500万円)。

 今期は、販売代理が好調に推移したことに加え、分譲事業における収益率の改善、本社費・人件費を中心としたコスト削減の結果、黒字化した。
 売上高については、今期は販売代理に注力したため前期に比べ減少したが、戸数・取扱高ともに前期を上回る結果となった。

 なお、棚卸し資産と貸入金については、前期より資産の圧縮にともない順調に借入金の返済に努めたことから、棚卸し資産は前年同期比▲375億300万円、借入金合計は同▲262億3,900万円となった。

 同社の今後の取組みについては、収益構造安定化のため、引き続き販売代理案件の受託に注力、特に、財務面から危機に陥っている企業が開発していたディストレスト案件や地方都市案件を受託する方針としている。また、着工を見合わせていた自社分譲物件の開発も12年3月期以降には着手する予定としている。

 同社代表取締役の廣岡哲也氏は「今後はすべてをデットに頼る方針を改めていきたい。販売代理事業で一定の収益を確保しつつ、大手・財閥・商社・電鉄系などとの共同事業を進め、収益の拡大を図っていく」などと語った。

 通期は、売上高253億円、営業利益13億円、経常利益7億2,000万円、当期純利益6億8,000万円を見込む。

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