アトラクターズ・ラボ(株)は、自社開発した賃料査定バッチプログラムで、(独)都市再生機構(UR都市機構)と東京都住宅供給公社(JKK東京)の賃料を査定した結果、UR都市機構は相場通り、JKK東京は割安度があると判明したと発表。
賃料査定バッチプログラムとは、同社が独自に収集した600万件の賃料募集データを用いて近隣類似条件住戸を抽出し、面積・立地・築年数・向き・階数・構造などの諸条件を補正して、相場賃料を算出するもの。
UR都市機構については、相場との乖離は0.2%に留まり、ほほ相場通りであった。ただし、低層(5階以下のエレベータ無し棟)は相場より-2.1%に対し、高層(16階以上)は5.1%増となり、現代における商品の適合度が賃料に反映されていることがわかったとしている。
JKK東京については、新築の4物件では、相場より▲10.3%、比較的人気のある定期空き家対象募集物件(空室前に事前募集し、抽選となる物件)では▲21.0%、特定物件(孤独死で発見が遅れた住宅、自殺などがあった住戸)では家賃を半額にしており、グロス賃料(賃料+管理費)の査定結果の▲54.8%となった。