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2010/3/10

「不動産マネジメントフォーラム2010」を開催/綜合ユニコム

モルガン・スタンレー証券(株)マネージング・ディレクター経済調査部長のロバート・アラン・フェルドマン氏による講演の様子
モルガン・スタンレー証券(株)マネージング・ディレクター経済調査部長のロバート・アラン・フェルドマン氏による講演の様子

 綜合ユニコム(株)は9日、第8回目となる「不動産マネジメントフォーラム2010」を開催した。

 特別講演ではモルガン・スタンレー証券(株)マネージング・ディレクター経済調査部長のロバート・アラン・フェルドマン氏が、「世界経済の展望と日本の不動産マーケット」について講演。世界経済の見通しとしては、2010年、11年には緩やかに回復、新興市場の経済成長率は先進国を超える、とした。また、オフィスビルの空室率が3割という北京の状況について触れ、空室率3割は7~8年前とほぼ同様の水準であり、床面積が倍増した北京においては、決して悪い状況ではないなどとコメント。日本経済の見通しとしては、2010年は小幅に回復、外需によりGDPは緩やかに上昇するだろうと述べた。

 (株)シービー・リチャードエリス総合研究所専務取締役主席研究員の前澤威夫氏による「不動産賃貸マーケットの動向と展望」と題した講演では、東京主要5区、Aクラスビルの先行きについては、需要、成約スピードともに回復の兆しが見えているとコメント。また、今後の見通しとして、2011年以降は若干ながら空室率は低下基調になると予測。ただし、2012年には「2003年問題」を超える大型ビルの大量供給が控えており、一時的に空室率が上昇する懸念もあるとした。
 
 その他、早稲田大学大学院ファイナンス研究科の川口有一郎教授、(株)せおん代表取締役の越 純一郎氏による基調講演などが、計10会場、20名の講師陣により開催された。
 

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