産業ファンド投資法人(I IF)は9日、2010年6月期の運用状況の予想を上方修正した。
修正後の営業収益は34億3,900万円(前回発表比10.7%増)、営業利益18億4,700万円(同27.1%増)、経常利益12億5,700万円(同46.0%増)、当期純利益12億5,600万円(同46.1%増)、1口当たり分配金1万5,893円(同46.1%増)。
同投資法人は、分配金上昇のため資産入替え戦略を進めており、その一環として同日付で「I IF船橋ロジスティクスセンター」(千葉県船橋市)の不動産信託受益権の譲渡、および「I IF戸塚テクノロジーセンター(底地)」(横浜市戸塚区)の不動産信託受益権の取得を決定。これら不動産等売却益の計上を主因に、上方修正したもの。
なお、「I IF船橋ロジスティクスセンター」の譲渡価格は90億2,000万円で、譲渡先は特定目的会社ドリーム・ロジスティクス・ファンド。
「I IF戸塚テクノロジーセンター」の取得価格は45億円で、取得先は大成建設(株)。
譲渡および取得後の同投資法人のポートフォリオは、10物件・取得価格ベースで958億円となった。