野村不動産ホールディングス(株)は10日、同社が開発を推進した「御堂筋野村ビル」が、「第3回大阪サステナブル建築賞 特別賞」を受賞したと発表した。
同賞は、「大阪府温暖化等の防止に関する条例」(2006年4月1日施行)にもとづいて実施される顕彰制度で、07年度から表彰を実施。地球温暖化やヒートアイランド現象の防止など、環境配慮の模範となる建築物を表彰することで、環境に配慮した建築物の普及促進および府民の意識啓発を図るのが目的。
「御堂筋野村ビル」は、延床面積約2万1,000平方メートル、地下2階地上14階建て、基準階貸室面積約1,100平方メートルのオフィスビル。断熱複層ガラスや照度センサー付き照明、窓際に配慮した空調システム、免震構造の採用、屋上緑化などの環境配慮や、ビルトイン方式のドライミスト装置により、環境配慮を市民にアピールしている点などが評価された。