不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2010/3/16

保有物件の売却が寄与、1口当たり分配金7万9,446円に/TRI10年1月期決算

 東急リアル・エステート投資法人(TRI)は15日、2010年1月期決算を発表した。

 当期(09年8月1日~10年1月31日)の運用状況は、営業収益253億5,900万円(前期比239.0%増)、営業利益143億7,400万円(同313.5%増)、経常利益134億5,700万円(同412.2%増)、当期純利益134億5,600万円(同412.4%増)、1口当たり分配金は7万9,446円となった。

 当期は新たな物件の取得はなし。一方、減損処理適用リスクを解消するため、「菱進原宿ビル」を94億円で譲渡(売却損71億7,900万円)したほか、「りそな・マルハビル」を420億円で譲渡(売却益182億5,800万円)。
 結果、当期末時点の保有物件数は21物件・取得価格の合計は1,680億3,200万円。稼働率は96.9%を確保したほか、既存物件の平均賃料単価は第12期末と比較して1.93%の下落にとどまった。

 次期は、営業収益62億6,400万円、営業利益27億1,600万円、経常利益18億6,400万円、当期純利益18億6,300万円を見込んでいる。

 なお同日、「麹町スクエア」(東京都千代田区)の信託受益権の取得を発表。東京メトロ有楽町線「麹町」駅徒歩約1分に位置する、鉄骨・鉄筋コンクリート造陸屋根地上7階地下1階建て。取得価額は90億3,000万円で、取得先はベルデ・インベストメント(有)。取得予定日は19日。

 同物件の取得により、ポートフォリオは22物件、取得価格ベースで1,770億6,200万円となった。

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年7月号
定住・関係人口増加で空き家も活用?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/6/5

「月刊不動産流通2025年7月号」発売中!

「月刊不動産流通2025年7月号」が好評発売中です。購入はショップサイトから。
特集は、「事業者・自治体がリード!二地域居住」。
近年人口減少により地域の活力が失われていくという危機感を持ち、活気を取り戻すために二地域居住を促進させている地域が多くあります。今回は、そんな二地域居住に積極的に取り組んでいる事業者を取材。具体的な事例やその狙い、実際に表れている効果なども紹介しています。