不動産ニュース / ハウジング

2010/3/26

長期優良住宅普及促進事業の補助金受理件数でシェア5%超に/ジャーブネット

「長期優良住宅普及促進事業」の補助金交付件数20件でネットワークトップとなった(株)建設のマルモ代表取締役社長:望月博司氏(右)を表彰する、ジャーブネット主宰:宮沢俊哉氏
「長期優良住宅普及促進事業」の補助金交付件数20件でネットワークトップとなった(株)建設のマルモ代表取締役社長:望月博司氏(右)を表彰する、ジャーブネット主宰:宮沢俊哉氏

 全国の中小工務店によるネットワーク、ジャーブネット(主宰:(株)アキュラホーム)は25日、会員約200名を集め、「販売促進実践事例共有会」を開催。現在、ネットワークをあげて取組みを強化している長期優良住宅の普及促進について、優秀な実績をあげた会員を表彰した。

 同ネットワークは、傘下会員の長期優良住宅への取組みを強化するため、2009年6月、政府の「長期優良住宅普及促進事業」開始に合わせ、会員有志による「長期優良住宅推進プロジェクト」を発足。アキュラホームの長期優良住宅に関する技術供与、「長期優良住宅普及促進事業」への補助金申請図書作成、共同宣伝などの販売促進支援を行なってきた。

 その結果、10年2月末時点での「長期優良住宅普及促進事業」の補助金交付受理件数4,397件のうち、同ネットワーク会員への交付は234件で、シェア5.3%を占め、グループエントリーとしてはトップクラスの実績を残すことができた。また、都道府県別の受理件数でも、54%の都道府県で同ネットワーク会員がトップ5に、84%の都道府県でトップ10入りしていた。

 共有会では、同事業に取り組む171社のうち、補助金交付決定(受理)件数トップ10を記録した11社が表彰された。トップとなったのは、(株)建設のマルモ(静岡市駿河区、代表取締役社長:望月博司氏)の20件で、上位11社の交付決定件数は136件だった。

 この結果を受けあいさつした、同ネットワークを主宰するアキュラホーム代表取締役社長の宮沢俊哉氏は「かつてジャーブネット会員の作る家は、安いだけの家と思われていた時代もあったが、長期優良住宅の普及ですばらしい実績を上げたことで、われわれのブランド力は大いに高まった。
 中小工務店を取り巻く環境はますます厳しさを増し、ネットワーク会員の中にも休会を止むなくされる工務店も出てきている。優良な住宅を適正価格で消費者に提供するのが、われわれの使命。長期優良住宅は、ますます注目が高まっている。このチャンスを上手く使い、地域に根差したエクセレントカンパニーとして、勝ち残ってほしい」などと語った。

 なお、同ネットワークは今後、補助金申請図書作成や審査期間の短縮、図書作成料金の引下げなどを実施。加盟店の長期優良住宅補助金受理サポートを強化する方針。

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