三井不動産(株)は4月1日、100%子会社「三井不動産アーキテクチュラル・エンジニアリング(株)」(東京都中央区、代表取締役社長:岡 房信氏)を設立する。
三井不動産アーキテクチュラル・エンジニアリングは、三井不動産グループの業務系施設(オフィスビル、商業施設、ホテル等)の新築・改修における技術的課題解決能力の強化を図るため設立される建築技術専門会社。
三井不動産は、1999年3月に設計・建築分野の専門家集団として100%子会社「(株)エム・エフ・コンストラクション・アドバイザーズ」(MFCA)を設立。MFCAは、これまで60棟を超える建設プロジェクトにおいて技術面の管理を手がけ、物件の品質向上に貢献してきた。
昨今、施設の「品質」「安全・安心」「環境性能」の確保に求められる技術的課題は、高度化・複雑化する傾向にあり、この状況に対応するため、技術スタッフである建設企画部の機能の一部をMFCAに移行するとともに、同社の社名を「三井不動産アーキテクチュラル・エンジニアリング」(MFAE)と改めることとした。
この組織変更により、三井不動産とMFCAとの間で機能分担していた商品企画力・技術力の集約・強化を図ることができるとしている。