和田興産(株)は8日、2010年2月期決算短信(非連結)を発表した。
当期(09年3月1日~10年2月28日)は、売上高298億9,000万円(前年同期比▲7.6%)、営業利益5億7,300万円(同▲77.7%)、経常損失3億7,000万円(前年同期:経常利益15億4,800万円)、純損失2億2,600万円(同:純利益1億1,800万円)となった。
主力の不動産販売事業では、分譲マンションにおいて、販売価格の見直し等により、契約取得に向けた販売活動に注力した結果、神戸・明石・阪神間を中心に10棟374戸(前期比66.8%)を発売、566戸(同132.0%)、計186億7,700万円(同124.3%)を契約し、期末時点の受注残戸数は129戸(同69.5%)、受注残高は42億800万円(同61.1%)となった。また、「ワコーレ須磨名谷ステーションマークス」等17棟が当事業年度に竣工したことにより、引渡戸数は623戸(同100.6%)となり、売上高213億5,900万円(同87.0%)を計上したが、市況の悪化を受け、契約数が計画を下回った。
そのほか、戸建住宅19戸および1棟卸マンション等16物件の販売により、売上高は39億5,000万円(同28.7%増)となった。
賃貸その他の事業は、主力の賃貸事業において、賃貸収入20億3,600万円(同100.5%増)と堅調に推移、その他事業については、その他賃貸収入等で5億4,800万円(同▲89.4%)を計上した。
次期は、売上高278億円、営業利益14億円、経常利益3億円、純利益2億円を見込んでいる。