不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2010/4/15

棚卸資産などの特損計上で純損失101億円/原弘産10年2月期決算

 (株)原弘産は14日、2010年2月期決算を発表した。

 当期(09年3月1日~10年2月28日)の連結売上高は110億8,700万円(前期比▲44.8%)、営業損失は58億7,600万円(前年同期:営業損失35億3,600万円)、経常損失は66億5,800万円(同:経常損失59億8,100万円)、当期純損失は101億6,100万円(同:当期純損失91億3,400万円)となった。

 当期においては経費削減や有利子負債の圧縮、棚卸資産の売却などにより財務体質の改善に努めたほか、風力発電事業から撤退するなど、不動産分譲事業に注力する体制を整えたが、簿価を下回る価格での販売や棚卸資産評価損33億4,200万円を営業原価に計上したことなどから、営業総損失は44億4,200万円となった。
 また、社債償還益などの特別利益67億1,700万円を計上したものの、棚卸評価損などの特別損失102億2,700万円が発生した。

 主力の不動産分譲事業では、分譲マンション代理販売や棚卸資産の売却に注力したが、消費者の買い控えなどの影響により在庫の一括販売や大幅な値引き販売を実施。営業収益は85億294万円となった。

 次期は売上高107億9,000万円、営業利益13億5,000万円、経常利益9億900万円、当期純利益は52億円を見込んでいる。

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年5月号
「事故物件」、流通の課題は?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/4/21

「記者の目」を更新しました

有事に立ち向かうエリアマネジメント」を公開しました。

エリアの価値向上に大きく寄与する複合開発。住宅や商業施設、公共施設、教育施設や図書館、クリニックなどが一体的に整備されることで、再開発されたエリア内で日常生活が完結できるような、利便性の高い生活環境が整うケースもありますが、その規模感の大きさから有事の際に全体が連携できるのかといった懸念も…。今回は、オフィスビル・賃貸マンション・分譲マンションの3棟からなる複合開発「MEGURO MARC」を取材。防災対策の本音を調査しました。