不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2010/4/16

市況の悪化による不動産開発の中止で、大幅赤字/プロパスト10年5月期第3四半期決算

 (株)プロパストは14日、2010年5月期第3四半期決算を発表した。

 当期(09年6月1日~10年2月28日)は、連結売上高265億9,200万円(前年同期比▲52.5%)、営業損失334億3,200万円(前年同期:営業損失119億4,400万円)、経常損失348億3,400万円(同:経常損失150億5,000万円)、当期純損失347億500万円(同:当期純損失217億7,400万円)。
 なお、特別利益として、9億5,700万円の債務免除(2件)を受けたことから、15億9,200万円の債務免除益を計上している。

 不動産開発事業は、09年5月期に完成していた個別分譲の「ガレリア・サーラ」(千葉県市川市)、「ジーモデーロ」(神奈川県座間市)、「カーサ・ダルテ」(埼玉県川口市)、「テラッツァ・ルーチェ」(埼玉県川口市)の残住戸における引渡し分と、1棟として引渡しを行なった「両国プロジェクト」、および建築途中で開発を断念し外部のSPCに譲渡した「吾妻橋プロジェクト」を売上高に計上した。結果、売上高67億6,800万円(前年同期比▲74.7%)、営業損失33億6,000万円(前年同期:営業損失44億4,200万円)となった。
 資産活性化事業は、当初不動産開発事業として計画していたものの、市況の悪化により開発を断念し、資産活性化事業に分類したものを中心に物件の売却を実施した結果、売上高193億9,700万円(前年同期比▲33.4%)、営業損失299億2,800万円(前年同期:営業損失59億5,900万円)を計上した。

 通期は、連結売上高314億円、営業損失334億円、経常損失352億円、当期純損失342億円を見込んでいる。

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