(社)不動産協会は27日、第50回通常総会を開催。2010年度事業計画おおび収支予算などを承認・決定した。
2010年度の事業計画には(1)住宅投資の促進、(2)都市・地域再生の推進、(3)住宅・土地税制改正の実現、(4)環境行動の推進、などが盛り込まれた。
総会後の懇親会であいさつした同協会理事長の岩沙弘道氏は「政府の成長戦略会議では、住宅・都市分野において国際競争力のアップを図るなどの野心的な戦略が挙げられたが、当協会でも、“住宅・都市分野の成長のための『都市未来戦略』”を策定した。同戦略では、国際競争力の強化や生活インフラとしての良質なストックの形成などを、民間のパワーを生かして推進していくことを打ち出しており、国交省などに提言したところ、基本的な考えの共有を図れることができた」と述べた。
また、2010年を“低炭素まちづくり元年”として環境への取組みを加速させるほか、社会貢献活動などを実施していくことで、「安心・安全で良質の住宅の供給およびまちづくりを推進していきたい」などと語った。