ラサール インベストメント マネージメント(LIM)は27日、同社が組成したSPC「フェリスプロパティー特定目的会社」を通じ、オフィスビル3物件の信託受益権を取得したと発表した。
同社は2007年に組成した「ラサールアジアオポチュニティファンドIII」を通じて、今後1年半で約2,000億円のエクイティ投資をする計画で、このうち50~60%は日本に投資する戦略。金融危機以降、昨年から実物不動産への投資も再開しており、今回の物件取得もその戦略に沿ったもの。
同社執行役員の大塚幹生氏は「弊社は長期的な投資の観点から、国内の主要不動産セクターにおいて、価格が適正な水準になることをとらえ、今回、東京主要5区内に立地するオフィスビル3物件を取得することにしました。今後とも、東京都内を中心としたオフィス投資を含め、商業施設、住宅、ホテルなどのセクターで価格調整が終わったと判断できる有力な物件に積極的に投資し、オポチュニティ型のみならず、コア型の投資資金の運用ニーズにも対応してまいります」と述べた。