(株)ビルディング企画は7日、4月の東京主要5区(千代田区、中央区、港区、新宿区、渋谷区)のオフィスビル市況速報を発表した。
同月の大型ビル平均空室率は9.48%(前月比0.68ポイントアップ)と、一部まとまった面積の成約があったものの、縮小、減床となった案件が多数見られ、全体として大幅に空室の増加があった。
空室率が最も上昇した渋谷区は、1.70ポイントアップし、10.88%となった。エリア外への大規模な移転に伴い空室が顕著化したことが要因。
平均募集賃料も20ヵ月連続の下落で、坪単価2万1,387円(同▲256円)となった。
新築ビルの空室率は42.49%(同12.38ポイントアップ)、平均募集賃料は2万4,348円(同▲1,637円)。