不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2010/5/11

リニューアル事業など好調。黒字に回復/タカラレーベン10年3月期決算

 (株)タカラレーベンは10日、2010年3月期決算を発表した。

 当期(09年4月1日~10年3月31日)の連結売上高は519億5,500万円(前期比▲9.9%)、営業利益は32億1,200円(前期:営業損失87億5,100万円)、経常利益は23億7,800万円(同:経常損失97億8,700万円)、純利益は22億4,400万円(同:純損失124億7,100万円)となった。

 当社の分譲マンションは約6割を埼玉県と東京都で開発・分譲。東京都足立区の大型物件を含め、4物件を全戸回収し、8物件が全戸契約した。粗利益率は約14%。
 
 一方、戸建住宅において、ほぼ計画通りに推移しているものの、粗利益率が16.6%となるなど苦戦を強いられている一方、リニューアル事業において、千葉市中央区の物件150戸をすべて完売するなど、周辺新築物件との価格優位性を発揮しており、粗利益率36.7%と高利益率を確保した。

 また、リセール事業においては、さいたま市南区の物件を3ヵ月で完売するなど、短期回収を実現。今後も市況をみながら、適正価格で仕入れが可能な物件を新築分譲マンション事業の補完的役割として取組んでいく考え。

 なお、(株)レーベンコミュニティの受託管理戸数は2万3,147戸に増加した。
 
 次期については、連結売上高501億円、営業利益43億3,000万円、経常利益29億8,500万円、純利益25億3,000万円を見込んでいる。

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