不動産ニュース / 調査・統計データ

2010/5/13

09年度の建設工事受注高、13%減の41兆円に/国交省調査

 国土交通省は12日、2010年3月分の「建設工事受注動態統計調査報告」を発表した。
 
 3月の受注高は5兆6,070億円(前年同月比10.3%増)と、17ヵ月ぶりの増加となった。うち、元請受注高は4兆3,897億円(同14.6%増)、下請受注高は1兆2,173億円(同▲3.0%)となった。
 
 元請受注高のうち、公共機関からの受注高は1兆4,931億円(同▲9.7%)と4ヵ月連続の減少。民間等からの受注高は2兆8,965億円(同33.1%増)と、3ヵ月ぶりに増加した。

 公共機関からの受注工事(1件500万円以上)は、1兆4,160億円(同▲10.9%)となった。うち「国の機関」からは7,177億円(同▲22.4%)、「地方の機関」からは6,982億円(同4.9%増)となった。

 民間等からの受注工事は建築工事・建築設備工事(1件5億円以上)の受注額は1兆1,711億円(同95.6%増)と、先月の減少から再びの増加となった。


 また、2009年度の調査報告もあわせて発表。

 09年の建設工事受注高は41兆6,866億円(前年比▲13.0%)と減少した。うち、元請受注高は29兆6,009億円(同▲10.0%)、下請受注高は12兆857億円(同▲19.7%)となった。
 
 元請受注高のうち、公共機関からの受注高は10兆181億円(同▲3.1%)、民間等からは19兆5,828億円(同▲13.2%)となった。
  
 公共機関からの受注工事(1件500万円以上)は9兆5,332億円(同▲2.1%)と減少。うち「国の機関」からは3兆6,667億円(同▲7.9%)、「地方の機関」からは5兆8,665億円(同1.8%増)となった。

 民間等からの建築工事・建築設備工事(1件5億円以上)の受注額は5兆2,108億円(同▲17.1%)と減少した。

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年5月号
「事故物件」、流通の課題は?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/4/21

「記者の目」を更新しました

有事に立ち向かうエリアマネジメント」を公開しました。

エリアの価値向上に大きく寄与する複合開発。住宅や商業施設、公共施設、教育施設や図書館、クリニックなどが一体的に整備されることで、再開発されたエリア内で日常生活が完結できるような、利便性の高い生活環境が整うケースもありますが、その規模感の大きさから有事の際に全体が連携できるのかといった懸念も…。今回は、オフィスビル・賃貸マンション・分譲マンションの3棟からなる複合開発「MEGURO MARC」を取材。防災対策の本音を調査しました。