東急不動産(株)は14日、第10回「TOREIT」四半期報告を発表した。上場JREIT全投資法人の開示情報をデータベース化。四半期ごとに調査・分析しているもの。
当期(2010年1~3月期)のJREITの資産規模は物件数1,770件(前期1,768件)、資産総額は取得金額ベースで7兆6,884億円(同7兆5,725億円)。取得物件は34件・1,451億円(前期30件・815億円)、売却物件は32件・1,230億円(同5件・218億円)となり、2期連続で拡大傾向となった。鑑定評価額ベースの資産規模は、7兆3,597億円(同7兆4,823億円)と減じた。
運用時NOI利回りは5.9%(同5.8%)とわずかに上昇した。また、鑑定キャップレート(CP)は、半年で平均11.4bp(ベーシスポイント)上昇し、平均5.65%となった。