不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2010/5/18

建築請負工事減少するも、賃貸事業の利益率上昇により減収増益/京阪神不動産10年3月期決算

 京阪神不動産(株)は14日、2010年3月期決算を発表した。

 当期(09年4月1日~10年3月31日)の連結売上高は124億8,800万円(前期比▲5.5%)、営業利益は47億2,200万円(同3.7%増)、経常利益は40億2,700万円(同▲2.1%)、当期純利益は18億5,300万円(同21.8%増)。
 売上高は、建築請負工事の減少が大きく減収となった。しかし、主力のビル賃貸事業の利益率が上昇したことから、売上総利益、営業利益ともに増益となった。一方、営業外費用が支払利息を中心に増加したため、経常利益は減益に。また、特別損失に新規ビル取得に伴う不動産取得税および登録免許税等を計上したものの、前期のような多額の固定資産除去損がなかったため、当期純利益は増益となった。

 セグメント別では、土地建物賃貸事業において、既存ビルの休館に加え、テナントの退去が続いたため、売上高は110億5,800万円(同▲1.3%)となったが、修繕費の減少による利益率の上昇により、営業利益は47億800万円(同4.5%増)となった。
 ビル管理事業は、売上高6億3,000万円(同▲0.7%)、営業利益は2億1,100万円(同▲1.3%)とほぼ横ばい。
 その他の事業では、データセンタービルへのテナント入居に伴う建築請負工事の受注が減少したため、売上高は7億9,800万円(同▲42.1%)、営業利益は1億7,400万円(同▲6.4%)となった。

 次期については、連結売上高130億円、営業利益49億円、経常利益40億円、当期純利益20億円を見込む。

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