三井不動産レジデンシャル（株）は20日、中国の大規模環境都市開発プロジェクト「中国・シンガポール天津エコシティ」（中国名：中新天津生態城）の住宅事業に参画すると発表した。
同プロジェクトは、中国・天津濱海新区内の天津経済技術開発区北側に面する約30平方キロメートルの開発エリアに、環境共生と省資源・資源循環効率化をコンセプトにした、住宅、オフィスビル、商業・文化施設、大学などから成る都市を開発するもの。
中国初の国家レベルの大規模都市開発で、目標人口は35万人。
今後、中国各地で進められる環境とし開発のモデルとなることが期待されている。
同社は同プロジェクト開発主体のSSTEC社ならびにTS社とプロジェクト会社を設立し、「区画12a」「区画5」で事業を推進するとともに、「区画6」についても参画を検討する。
なお、3区画合計で約2,650戸（中高層住宅約2,250戸、低層タウンハウス・戸建住宅約400戸）を計画し、全体の竣工は2014年2月を予定している。
先行して開発する「区画12a」（延床面積約10万1,200平方メートル）では、LDKを中心とした中高層住宅約900戸を計画。天津市内の一次取得者層をメインターゲットに、10年秋から販売していく予定。なお、着工は同年5月末、竣工は12年3月を予定している。
