東急セキュリティ(株)は28日、専用ICカードを利用したセキュリティシステム「TSマンションICカードシステム」を大規模分譲マンション「二子玉川ライズ タワー&レジデンス」(東京都世田谷区、総戸数1,033戸)に導入、サービスを開始したと発表した。
同システムは、Felica規格である同社オリジナル専用ICカードをマンションキーとし、共用部のセキュリティラインに設けられたカードリーダーにかざすことで、エントランスオートドアや電気錠扉の開錠を行なうもの。専有部についても各玄関扉電気錠と各戸専用カードリーダーが連動していることからICカードでの施錠開錠が可能となる。
また、共用部には2重のセキュリティラインが構築されており、専有部玄関と合わせて複数のセキュリティラインをすべてICカードで制御できる。
そのほか、東急カード(株)が発行するクレジットカードと交通系IC乗車券PASMOが一体となった「TOP&カード 一体型PASMO」を専用ICカードと同じようにマンションキーとして共用部・専有部双方に使用できるほか、子供が保持する専用ICカードもしくはPASMOをあらかじめ設定登録することで、共用部の特定のカードリーダーをタッチした際に、その旨を伝えるメールが保護者の携帯電話に自動配信される「帰宅メール通知配信サービス」の利用が可能となる。
同社では、マンションディベロッパーに対しても、同サービスの導入提案を積極的に進めていくとしている。