不動産ニュース / 開発・分譲

2010/5/31

住宅完成在庫ゼロを達成、新規事業開発にも意欲/すてきナイスG

 すてきナイスグループ(株)代表取締役社長の平田恒一郎氏は31日の決算説明会で会見し、2010年3月期決算概要と今後のグループ戦略等について解説した。

 同期決算では、主力の住宅資材事業が売上高1,522億円(前期比▲13.5%)と落ち込むなか、不動産事業が619億円(同12.5%増)と伸び、下支えした。同社が主要エリアとする横浜市、川崎市、東京都大田区のマンションを中心に、期中の売上計上戸数は1,457戸(同35.1%増)と伸長。期末完成在庫は23戸(前期末:175戸)と急減し、「現在、申込ベースではゼロとなった」(平田氏)ことを明らかにした。

 同事業については、今期も692億円(前期比11.7%増)と予想。同氏は増収要因を(1)自社開発戸建「パワーホーム」のFCを通じた全国展開など、長期優良住宅事業の拡大、(2)中古マンションのリフォーム再販商品「リナイス」やワンデイリフォームといったリフォーム事業の拡大、(3)マンション事業の販売・契約件数の回復、などを挙げた。

 「今年、当社は創立60周年を迎え、新創業の年と位置付けている。これを機に、私もすてきナイスグループの社長を降り、若返りを図る。
 私自身は、売上高の90%を占めるナイス(株)の代表取締役として、5月に設置した事業開発本部での新規事業の開発に力を入れる。ここ数年で、長期優良住宅関連事業やリフォーム関連事業が軌道に乗った。高齢者住宅などは喫緊の課題と認識している。社員からも続々とアイディアが寄せられているが、ビジネスモデルとして成立するかどうかは別問題。お客さまのためになる事業を、少しずつ立ち上げていきたい」(同氏)とした。

 なお、同社の11年3月期業績予想は、連結売上高2,400億円(同7.7%増)、営業利益28億円(同3.7%増)、経常利益15億円(同16.3%増)、当期純利益7億円(同36.3%増)。

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