賃貸不動産経営管理士協議会は16日、明治記念館(東京都港区)で第4回定期総会、懇親会を開催した。
懇親会の冒頭、役員改選に伴い新会長に選任された三好 修氏((財)日本賃貸住宅管理協会会長)が、「2010年3月末における賃貸不動産経営管理士は1万8,000人を超えた。昨今の賃貸管理業界における大きな変化のなかで、経営管理士という資格制度がもたらす影響は大きい。選任された3名の副会長らとともに、業界活性化につながる協議会運営に取り組んでいきたい」と挨拶した。
09年度の賃貸不動産経営管理士「基本講習」は12回実施。2,535名が申し込み、2,428名が受験、1,961名が合格した。「登録講習」は4回実施し、1,856名が受講。10年3月末時点の登録者数は1万8,238名となった。
10年度は、全国主要9都市で基本講習を14回開催予定。また、有資格者のフォローアップ教育・支援業務等の検討を専門に行なうワーキンググループでは、賃貸不動産経営管理士に求められる知識・技術・技能・倫理観向上のための方策について、調査・研究を行ない早期実施に努めていく。
なお、副会長に選任されたのは、伊藤 博氏((社)全国宅地建物取引業協会連合会会長)、川口 貢氏((社)全日本不動産協会理事長)、神山和郎氏((社)日本住宅建設産業協会理事長)の3名。