不動産総合情報サービスのアットホーム(株)は、同社の不動産会社向けサービスの一つである「図面配布サービス」(ファクトシート・リスティング・サービス)の深化に向け、iPadアプリを開発。新サービスのプロトタイプを12日より加盟店に公開した。
新サービスでは、不動産会社を対象とした“プロ”用の図面について、iPadのe-Book機能を使い、これまでのアナログ感覚の良さを取り入れつつ効率的・効果的に利用することができる。
既存のオンラインサービス(不動産業務総合支援サイトATBB)は、目的物件検索であるのに対し、iPadの新アプリは、どのような物件が、どのような不動産会社から、どのような価格で市場に出されているかを、感覚的に把握することができる。
物件案内時にiPadを携帯すれば、物件がユーザーの希望に合わなかった場合でも、周辺の物件を瞬時に把握できるため効率的に案内することが可能。
また、図面情報に物件案内時のユーザーの要望等をメモしたり、営業記録として活用したりすることで、物件(図面)に関するあらゆる情報を一元化することができる。
今後は、iPadアプリを不動産会社の意見・要望を吸収しつつ進化させ、新時代の“BtoB業務ソリューション”をめざしていく。実装は2010年秋の予定。