（社）高層住宅管理業協会は23日、第279回理事会を開催。終了後、記者懇談会を行なった。
理事会では、（株）九州ダイケン・マンションサービスの協会および保証機構への入会を承認するとともに、総合システム管理（株）、大阪市街地開発（株）の保証機構への入会を承認。一方、双葉産業（株）、イオンディライトタワーズ（株）が5月31日付けで退会し、（株）住創流通が6月30日付で退会予定であることから、協会会員は411社、保証機構会員は360社となる。
懇談会の席上、同協会理事長の黒住昌昭氏は「国土交通省が2009年10月下旬から3ヵ月間行なった『マンション管理業者への全国一斉立入検査』の結果、任意で抽出された120社のうち49社に法令違反が発覚し、是正指導が行なわれた。前回の検査結果に比べ、是正指導の割合が5％アップしたことは非常に残念なこと。是正指導を受けた当協会会員社数については現在調査中だが、4月より実施している新モニタリング制度を強化し、よりいっそうの法令遵守徹底に努めたい」などと語った。
また、今後の取組みについて同氏は「大規模修繕工事に対する瑕疵担保保険・完成保証制度創設を検討中で、現在、全会員に向け実施の有無についてのアンケートを実施している。また、新モニタリング制度の実施済み会社をランク付けし、規定に達しなかった会社については再度立入りを行なう『フォローアップ制度』の創設も検討している」と考えを述べた。
