エースホーム(株)は29日、「2009年度業績報告会」を開催。同社住宅FC本部の業績結果と今後の事業戦略について発表した。
当期(09年4月1日~10年3月31日)の業績は、売上高13億2,700万円(前年同期:20億2,400万円)、営業利益6,300万円(同:1億6,000万円)となった。
当期は前年比105%の受注実績をあげた加盟店があったほか、加盟店に対する経営指導が奏功するなど、プラス要素もあったが、(1)同社商品を数多く受注していた加盟店が自社木造製品に注力したこと、(2)業績悪化と資金繰難を原因に2法人2店舗が退会したこと、(3)年初に投入したコンパクト設計の新商品「シータス」が地方での需要に結びつかず、デフレ環境打破の牽引車とならなかったこと、などにより減収減益となった。
今後の経営については、(1)次の世代を担う新規加盟法人を開拓し、既存の法人構成に新風を吹き込む、(2)新商品の投入と商品体系への切り替えで、本部の求心力の回復を図る、(3)WEB戦略の強化・拡充でブランド浸透を図る、といった点を課題として挙げた。
また、新商品体制については、全商品を「長期優良住宅」+「省令準耐火」仕様とするほか、長期優良住宅やエコポイントなどの申請をサポートする「設計申請業務のまかせて安心体制」を構築していく。
報告会において、同社代表取締役社長の竹田善明氏は「現在の業績を底として、セカンドジェネレーションに向けた新たなビジョンを策定した。加盟店をリードする形で成果をだしたい」などと語った。
なお、2010年の業績予想は売上高13億1,800万円、営業利益は5,200万円を見込む。
さらに中長期経営ビジョンとして2014年には売上高30億円をめざすとしている。