不動産ニュース / 調査・統計データ

2010/7/2

東京23区のビル賃料水準下落、空室率上昇続く/東京ビル協

 (社)東京ビルヂング協会はこのほど、2010年4月期の「ビル経営動向調査」を発表した。

 同調査は、同協会の会員を対象に四半期ごとに実施しているもの。最新の賃料水準と空室率をアンケートしたうえで、ビル経営者の景況感を数値化している。同月の調査対象会社数は293社、回答会社数は106社、回収率は36.2%。

 東京23区の坪当たりの賃料水準(共益費込み)は、上限が2万6,786円(前回2万7,872円)、下限が1万6,071円(同1万7,004円)といずれも下落した。
 区別では、千代田区が上限3万300円(同3万1,810円)、下限1万9,300円(同2万948円)。中央区が上限2万5,972円(同2万6,474円)、下限1万5,139円(同1万5,577円)。港区が上限2万7,283円(同2万9,239円)、下限1万5,326円(同1万6,413円)。新宿区が上限2万3,750円(同2万7,500円)、下限1万3,125円(同1万6,944円)。渋谷区が上限2万8,750円(同2万8,056円)、下限1万5,625円(同1万5,833円)。その他の区(都心5区以外の平均)では、上限2万1,667円(同2万417円)、下限1万万5,833円(同1万4,167円)。渋谷区の上限および、その他の区の上限・下限が上昇となったほかは、すべて下落となった。

 平均空室率は6.3%(同5.5%)と上昇した。
 区別では、中央区が5.6%(同5.0%)、港区が9.1%(同6.2%)、新宿区が9.1%(同6.3%)、渋谷区が4.6%(同4.5%)と上昇した。一方、千代田区が5.3%(同5.8%)、その他の区は4.8%(同5.1%)と下降した。

 3ヵ月前と比較した賃料水準景況感指数はマイナス35.7(同マイナス35.1)、3ヵ月後はマイナス25.9(同マイナス29.3)となった。
 3ヵ月前と比較した空室景況感指数はマイナス21.5(同マイナス29.8)、3ヵ月後はマイナス18.4(同マイナス24.6)となった。

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