(株)不動産経済研究所は15日、2010年上半期(1~6月)および6月度の「近畿圏のマンション市場動向」を発表した。
同期のマンション発売戸数は1万231戸(前年同期比0.7%増)とわずかながら増加した。地域別では、大阪市2,590戸 (同▲11.8%)、大阪府下3,754戸(同5.7%増)、神戸市1,249戸(同35.8%増)、兵庫県下1,047戸(同▲5.1%)、京都市705戸(同80.8%増)、京都府下400戸(同189.9%増)、奈良県128戸(同▲50.0%)、滋賀県248戸(同▲66.9%)、和歌山県110戸(同▲1.8%)。
1戸当たりの平均価格は3,419万円(同▲2.7%)とわずかに下落したが、平方メートル単価は48万1,000円(同2.6%増)と上昇した。また、同期の平均月間契約率は69.1%(同11.0ポイント増)と上昇し、70%に迫った。継続販売戸数は4098戸(09年6月末比▲1,738戸)と急減し、4,000戸割れ目前となった。なお、10年下半期は、約1万2,000戸の発売戸数を見込んでいる。
一方、6月の新規販売戸数は2,449戸(前年同月比60.7%増)の大幅増。月間契約率は76.9%(同16.5ポイント増)、1戸当たりの平均価格は 3,398万円(同▲3.6%)、1平方メートル当たりの単価は48万6,000円(同3.6%増)となった。
7月の発売戸数は1,800戸程度の見込み。