野村不動産アーバンネット(株)は15日、2010年7月1日時点の首都圏住宅地地価、中古マンション価格の実勢調査を発表した。四半期ごとに実施しているもので、調査地点は住宅地140地点、中古マンション216地点。
住宅地調査では、四半期比較で全体の64.3%が「横ばい」(前回:62.1%)、「値上がり」が24.3%(同:25.7%)で、 4~6月期の住宅地地価は首都圏平均で0.9%(同:1.3%)。0.4~1.3%と小幅ながら、前期に続いて全エリアでプラスとなった。
また、中古マンション価格は、首都圏平均で0.9%(同:0.8%)と、5期連続で上昇。四半期比較で「値上がり」を示した地点が 27.8%(同:30.0%)、「横ばい」が59.3%(同:55.3%)と、全エリアが強含みの中での安定期としている。
なお、年間ベースの地価変動率は、首都圏平均で1.9%(前回:1.5%)、中古マンション価格変動率も、首都圏平均で2.1%(前回:2.0%)と、いずれもプラスとなった。