野村不動産レジデンシャル投資法人(NRF)は15日、2010年5月期決算を発表した。
当期(09年12月1日~10年5月31日)の営業収益は43億2,300万円(前期比9.2%増)、営業利益は20億3,700万円(同5.8%増)、経常利益は13億8,700万円(同5.1%増)、当期純利益は13億8,600万円(同5.1%増)、1口当たり分配金は1万1,046円。
前期に売買契約締結済みの4物件(取得価格の合計99億8,000万円)の取得を完了した結果、期末時点での資産規模は143物件、取得価格ベースで1,314億6,200万円と、ポートフォリオの拡大を実現。また、リーシング活動の強化に努め、期末のポートフォリオ全体の稼働率は95.2%となった。
資金調達については、上場以降2回目となる投資口の追加発行を行ない、出資総額は617億9,900万となった。なお、総資産に占める有利子負債の割合(LTV)は52.6%。
次期については、営業収益43億8,500万円、営業利益21億1,500万円、経常利益14億7,000万円、当期純利益14億6,800万円、1口当たり分配金1万1,700円を見込んでいる。