(株)毎日コムネットは15日、2010年11月期第2四半期決算説明会を開催した。
当期(09年12月1日~10年5月31日)の連結売上高は40億3,700万円(前年同期比▲10.6%)、営業利益5億100万円(同2.7%増)、経常利益4億2,200万円(同3.7%増)、当期純利益2億3,200万円(同9.3%増)となった。
主要の不動産ソリューション事業では、学生マンション部門において、総管理戸数が161棟6,474戸となり、入居率は5年連続で100%を維持。自社開発の学生マンション「カレッジスクエア」も順次オープンしているほか、家具家電付き物件や食事付き物件など、バリエーションが多様化。学生マンション部門が順調に推移したものの、開発部門においては販売用不動産の売却が第3四半期にずれ込んだため、売上高は32億6,300万円(前年同期:37億2,800万円)となった。
下期以降の事業方針としては、不動産ソリューション事業で現在保有する販売用不動産の完全売却をめざす。また、企業が保有する遊休地の有効活用や社員寮などの資産活用を提案する“CRE戦略”などに注力していく。
記者会見において、同社代表取締役社長の伊藤 守氏は「販売用不動産については、第3四半期に5物件の売却が確定している。また、次期で同社は上場10周年となる。今後の事業展開に期待してほしい」などと語った。