ミサワホーム(株)は21日、国立大学法人東京大学と(株)ミサワホーム総合研究所と産学共同の研究を開始したと発表した。
子どもの個性や潜在能力を伸ばす提案・ノウハウについて学術機関と共同でその効果を検証することにより、ミサワホームの住環境・保育環境に関する提案がさらに充実したものになると判断。また、幼児教育研究の進展にも寄与することをめざし、東京大学大学院情報学環准教授・山内祐平氏と共同研究を開始したもの。
初年度の研究テーマは「学習を指向した保育環境デザインに関する研究」、保育環境と学習効果との関係を中心に検証していく。
具体的には、(株)コビーアンドアソシエイツが運営する保育園において、子供同士の「取り合い」や「譲り合い」、「共用」などの行動が発生する状況を観察。保育環境が、他人とのスムーズな人間関係をつくるための基礎を身につける能力である「社会的知性」の発達に与える影響を調査・分析し、社会性を育むのに効果的な遊具や室内環境について研究する。
なお、研究期間は2012年度までの3ヵ年を予定。