住友不動産(株)は5日、2011年3月期第1四半期決算を発表した。
当期(10年4月1日~6月30日)の連結業績は、売上高1,840億6,200万円(前年同期比23.2%増)、営業利益363億6,400万円(同▲5.0%)、経常利益291億3,600万円(同▲4.6%)、四半期純利益153億5,600万円(同▲9.7%)。
不動産賃貸事業は、オフィスビル市況の悪化の影響で、期末の既存ビル空室率は8.8%(同2.8ポイント増)と上昇、賃料減額改定の影響と相まって、営業収益は772億7,300万円(同▲2.7%)、営業利益は274億5,200万円(同▲18%)と減収減益となった。
不動産販売事業は、マンション、戸建て、宅地の合計で1,394戸(同820戸増)を販売計上し、営業収益658億2,100万円(同125.1%増)、営業利益74億9,600万円(同106.2%増)と、売上、利益共に前年同期比2倍を超える大幅な増収増益となった。
なお、通期の連結業績予想は、売上高7,300億円、営業利益1,350億円、経常利益1,010億円、純利益530億円。