不動産ニュース

2010/8/6

販売環境好転、営業利益53.1%増と大幅増益/長谷工コーポレーション11年3月第1四半期決算

 (株)長谷工コーポレーションは5日、2011年3月期第1四半期決算を発表した。

 当期(10年4月1日~6月30日)の連結業績は、売上高991億2,000万円(前年同期比1.8%増)、営業利益47億6,600万円(同53.1%増)、経常利益43億2,800万円(同33.3%増)、四半期純利益25億2,300万円(同59.1%増)。マンション市場の回復基調および販売環境の好転を受け大幅な増益となった。

 セグメント別に見ると、分譲マンション新築工事の受注件数は首都圏で3件、近畿圏で5件。PFI方式の建替え事業は4件受注している。また、老朽化した公務員宿舎のPFI方式による建替え事業「公務員宿舎(仮称)綾瀬川住宅整備事業」(東京都葛飾区、総戸数1,220戸)が竣工し、引渡しをした結果、設計施工関連事業の売上高は662億円、営業利益は51億円となった。

 不動産関連事業のマンション販売受託では、前年同期比でモデルルーム来訪者数・契約戸数ともに増加したが、引渡し戸数は約半数に留まった。マンション分譲では「長期優良住宅」の認定を取得した物件などの販売およびマンション用地等の売却を行ない、売上高90億円、営業損失2億円となった。

 住関連サービス事業でのマンション建物管理では、管理子会社2社を合併しノウハウの共通化を図った。マンション賃貸管理では、運営戸数、受託戸数の獲得に注力したものの、ファンドの再編等の影響を受け減少した。売上高は203億円、営業利益は11億円になった。

 なお、通期の連結業績予想は、売上高4,700億円、営業利益253億円、経常利益200億円、当期純利益100億円。

動画でチラ見!

座談会「事故物件に立ち向かう」

掲載誌はこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年8月号
社員が成長すると、会社も伸びる!
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/7/5

「月刊不動産流通2025年8月号」発売中!

月刊不動産流通研究所2025年8月号」が発売となりました!
特集は、「今こそ! リスキリング」。社会が目まぐるしく変化する中で、不動産事業者も取り巻く環境に適応するためのスキルアップが不可欠です。本特集では、新たな課題への対応や業績向上に向け社員の「リスキリング」支援に取り組む事業者に着目。その狙いや取り組み、効果を紹介します。