(株)コスモスイニシアは9日、2011年3月期第1四半期決算を発表した。
当期(10年4月1日~6月30日)の連結業績は、売上高208億9,700万円(前年同期比▲57.1%)、営業利益1億7,100万円(同▲88.9%)、経常損失1,600万円(前年同期:経常利益4億6,800万円)、当期純損失2億4,800万円(同:四半期純損失1,100万円)。新築マンションおよび戸建住宅の引渡し戸数の減少、前期に連結子会社だった(株)コスモスライフを連結の範囲から除外した影響などで、大幅な減収となった。
主力の不動産販売事業は、新築マンション引渡し戸数が304戸(前年同期比▲628戸)、売上高は64億8,400万円(同▲76.1%)。戸建住宅販売は宅地分譲を含め35区画(同▲24区画)を引き渡し、売上高15億9,400万円(同▲33.7%)となり、同事業全体の売上高は156億2,700万円(同▲56.4%)、営業利益は売上総利益率の改善および販売費の削減に努めたことなどで、6億4,100万円(同▲63.3%)となった。
不動産賃貸事業は、マンションのサブリース事業を中心に展開、前期にコスモスライフを連結の範囲から除外したことや一部解約の影響などで、売上高33億8,600万円(同▲8.5%)、営業利益7,300万円(同▲49.3%)となった。
なお、通期では連結売上高1,110億円、営業利益25億円、経常利益15億円、当期純損失7億円を見込む。