(株)共立メンテナンスは9日、2011年3月期第1四半期決算を発表した。
当期(10年4月1日~6月30日)の連結売上高は212億1,600万円(前年同期比6.1%増)、営業利益は9億9,700万円(同▲23.9%)、経常利益は6億8,200万円(同▲32.5%)、当期純損失は2,800万円(前年同期:当期純利益3億5,700万円)。
新規ホテル5棟がオープンし売上高は増加したが、特別損失6億9,600万円を一括計上したことにより純損失となった。
寮事業では、学生寮事業において稼働率は堅調に推移するも、4月入寮予定者の一部が3月に先行して入寮したこと、および大口の留学生法人契約が9月以降(前期は6月)にシフトしたことにより、契約金等の売上げ・収益が減少。その結果、稼働契約数は2万8,173名(同501名増)、売上高は104億9,700万円(同▲1.8%)、営業利益は17億2,300万円(同▲13.2%)だった。
ホテル事業では、前期にオープンした7事業所と、新規オープンしたビジネスホテル5事業所、およびリゾートホテルの高稼働が寄与し、売上げが増加。しかしながら、新規オープンホテルにかかる開業準備費用等が発生したことから、売上高は67億1,900万円(同11.8%増)、営業損失は4億5,400万円(前年同期:営業損失5億4,300万円)となった。
なお通期については、売上高896億円、営業利益47億5,000万円、経常利益36億円、当期純利益13億円を見込む。