不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2010/8/13

連結子会社の整理損失など計上、最終赤字に/ケネディクス10年12月期第2四半期決算

 ケネディクス(株)は12日、2010年12月期第2四半期決算を発表した。

 当期(10年1月1日~6月30日)の連結経営成績は、営業収益231億7,700万円(前年同期比▲61.6%)、営業利益54億2,500万円(同▲49.6%)、経常利益29億1,800万円(同▲55.5%)、当期純損失5億3,500万円(前年同期:純損失88億4,000万円)。バランスシートのスリム化を進めるに当たり、海外不動産保有の連結子会社の整理損失および固定資産の譲渡に伴う損失を中心に、特別損失として21億円を計上したことなどの影響から減益となった。

 セグメント別では、不動産投資アドバイザリー事業が、ブローカレッジフィーが減少したものの、アクイジションフィーやデューデリジェンスフィー等のフィー収入が増加したほか、匿名組合分配損益の計上が堅調に推移し、営業収益10億1,400万円(前年同期比17.7%増)、営業利益は5億2,100万円(同5.8%増)となった。

 不動産投資事業は、年金基金等の韓国機関投資家の資金により組成された私募ファンドへ自己勘定保有物件の組入れを行なったものの、前年同期は開発物件である大型オフィスビル「KDX豊洲グランスクエア」(東京都江東区)をはじめとした不動産売却収入を計上したことから、不動産売却収入が大幅に減少。また、バランスシートの圧縮に伴い、賃貸事業収入が減少した結果、営業収益は198億5,900万円(同▲64.5%)、営業利益は36億900万円(同▲65.1%)を計上。

 アセットマネジメント事業は、受託資産の増加に伴い、管理報酬であるアセットマネジメントフィーが順調に増加した結果、営業収益26億1,100万円(同7.5%増)、営業利益16億7,900万円(同7.7%増)となった。

 通期は、営業収益315億円、営業利益79億円、経常利益22億円、当期純損失24億円を見込む。

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