(株)長谷工アーベストは16日、7月度の顧客マインド調査結果を発表した。首都圏で受託販売したマンションのモデルルーム来訪者および首都圏居住者(以下、モニター)を対象に住宅の「買い時感」について3ヵ月おきに調査、分析しているもの。今回は7月2~5日の間、ウェブサイト上でアンケートを実施し、来訪者418件、モニター2,259件から有効回答を得た。
それによると、「株価の低下」や「参議院選挙前」という先行きの不透明さが増したなかでの調査となり、「買い時感DI」は、前回調査(2010年4月)に比べ来訪者では「+26」から「+23」に、モニターについても「+2」から「-1」に下降したが、来訪者・モニターともに堅調にスタートした10年1月調査水準を上回った。また、来訪者は販売が好調だった04~05年調査水準で推移している。
また、「買い時だと思う」と回答した理由は、来訪者・モニターともに「現在の金利が低水準だから」が最も多く、次いで「現在は価格が低水準だから」「現在は、税制のメリットがあるから」などの「買いやすい市場環境」に関する項目と「今後、消費税率の引き上げが予想されるから」が上位となった。
一方、一時見合わせの理由をみると、来訪者では「希望に合う物件(広さ・間取り)がない」「価格が希望に合わない」「希望する場所に物件がない」が上位となった。