大和ハウス工業(株)は、都市部の土地オーナーや入居者のライフスタイルに対応するために開発され、02年2月から販売している重量鉄骨構造耐火3階建都市型賃貸住宅「アバンウェル ディッツォ」に4階建仕様を追加し、18日から販売を開始する。同社初の4階建戸建住宅商品として、土地オーナーだけでなく、新築・建替えを検討するユーザーにも提案していく。
同商品は、柱・梁に重量鉄骨を使用、躯体にはラーメン構造をベースに同社独自の特許技術で強度を高めた「DSQフレームシステム」を、外壁パネルには1時間耐火構造システムウォールを採用している。耐震・耐火・断熱性・防犯性能を高め、都市部の狭小地や間口の狭い敷地にも対応。4層を通した吹抜けを配置でき、自然の風を取り込むプランも可能。屋上やバルコニーで家庭菜園やガーデニングを楽しむことをできるようにするなど、都市部でも自然に囲まれた暮らしをできるようにした。
また、太陽光発電システムやオール電化仕様も可能で、太陽光発電システムは、各住戸に振り分ける場合、一世帯当たり最大10キロワットまで搭載、賃貸入居者の自宅電力として振り分けたり、土地オーナーの自宅電力として活用できる。
販売地域は、北海道・沖縄・多雪区域を除く全国。本体工事価格は3.3平方メートル当たり65万8,000円台から(税込)。販売目標は年間120棟。