不動産ポータルサイトを運営する(株)ファーストロジックは17日、2010年7月期の投資用・居住用不動産の市場動向を発表した。同社ウェブサイトに新規登録された物件を対象とした調査。
投資用1棟マンションの表面利回りは、RC造が9.13%(前四半期比0・03ポイント上昇)、SRC造が10.19%(同0.45ポイント上昇)。投資用1棟アパートの表面利回りは、鉄骨造10.13%(同▲0.18ポイント)、木造が10.61%(同0.20ポイント上昇)と、RC造および鉄骨造アパートを除く全構造種別の物件で利回りが上昇。家賃収入に対して物件価格が下落傾向にあることが明らかになった。
投資用区分マンションでは、表面利回りが前四半期と比べ平均0.69ポイント低下、1棟物件と異なり物件価格が上昇傾向にあった。なお、住宅用の平方メートル単価は、マンションが58万1,100円(同▲6万8,000円)、戸建が56万9,200円(同▲500円)となった。