(株)つなぐネットコミュニケーションズは23日、「マンション居住者の地震対策に関する調査結果」を発表した。
調査は、同社が全国約16万世帯のマンションに提供しているインターネットサービス「e-mansion(イーマンション)」のSNSを利用する10~70歳代の男女を対象に7月15日~8月12日にかけてインターネット調査を実施したもので、710人から回答を得た。
それによると、約7割が「防災訓練に参加したことがない」と回答した。「被災時に居住者の命や暮らしの一助となる防災備蓄品がどの程度準備されているか」を聞いたところ、「用意されている」が18%、「用意されていない」が25%、「わからない」が57%となり、マンション全体で救助用具や医療品などの防災備蓄品を用意しているのは2割に満たないことがわかった。また、管理組合が災害対応マニュアルを準備しているマンションも2割弱にとどまった。
同社では、地震対策が十分ではないことから、マンション居住者が不安を抱えている現状が浮き彫りになったと分析している。
なお、同社では10月16日(土)、マンション管理組合理事・防災担当者を対象に、無料セミナー「マンション防災フォーラム2010」を開催する。詳しくはウェブサイト参照。