大和ハウス工業(株)は26日、2009年度「環境共生住宅認定」において、建設実績総合1位(984戸)を達成したと発表した。同社の総合1位は、今回で5回目、3年連続の達成となった。
環境共生住宅とは、人と住まいをとりまく「環境」をより良いものにしていくために、「地球環境を保全する」「周辺環境に親しむ」「健康で快適な居住環境」という3つの考え方にもとづいた住まいづくりのことで、(財)建築環境・省エネルギー機構が認定するもの。
同社では、「環境共生住宅」を、低炭素社会とサスティナブル社会を先導する住宅として位置づけ、積極的に活用してきた。住宅事業では、CO2排出量を大幅に削減できる戸建住宅「xevo(ジーヴォ)」を基本に、自然力を取り入れて活用する環境配慮型住宅などを開発。「システム供給型認定」を取得して、分譲住宅を中心に普及を進めてきた。
マンション事業では、戸建住宅と一体に計画された団地として初の認定となった「D’グラフォートレイクタウン」を供給するなど、環境配慮型の分譲マンションを供給。
また、昨年度から「システム供給型認定」では、従来の要件である「住宅の基本性能」と「街並みに調和する外構造園」に、「CASBEEすまい[戸建]の評価」が加わったことで、より広い範囲での環境への取組みが求められるようになった。
同社では、これらの取組みに注力したことで、建設実績総合1位を達成することができた、としている。
なお、10年度は、分譲戸建住宅のすべてが「環境共生住宅認定」となるよう普及をめざしていく。