積水化学工業(株)住宅カンパニーの調査研究機関である(株)住環境研究所はこのほど、「介護と同居に関するアンケート調査」結果を発表した。2010年2月、全国の持家(戸建て、マンション)に居住する55~69歳の男女690人にWebアンケートを行なったもの。
介護経験については、「現在介護中」(13%)を含め「介護経験あり」が40%を占めた。「現在介護中」を年齢別にみると、「55~59歳」と「60~64歳」が14%で同率トップだが、「65~69歳」になると7%まで低下した。介護予定も「55~59歳」が21%、「60~64歳」が10%、「65~69歳」が3%と、55~64歳が「親の介護を担う中心世代」となっていた。
また、61%が親の介護を契機に同居を検討。そのスタイルは「親を呼び寄せ同居」が32%、「親のところに自分たちが同居し介護」が24%、「新しく別の場所に同居し介護」が5%となった。一方「施設に入所」は23%で、親の介護は自宅で行なうのが主流という結果となった。
調査の詳細は、同社ホームページを参照。