ファースト住建(株)は3日、2010年10月期第3四半期決算および通期業績予想の修正を発表した。
当期(09年11月1日~10年7月31日)の業績は、売上高267億3,300万円(前年同期比1.7%増)、営業利益29億600万円(同277.7%増)、経常利益28億3,900万円(同299.3%増)、当期純利益16億6,700万円(同285.6%増)と増収増益を確保した。
戸建分譲事業では、完成在庫の削減を進めるとともに、新規分譲用地も慎重に選別したことから販売用不動産の在庫が減少、販売棟数は1,008棟(同▲5.2%)となった。一方、マンション分譲事業の販売戸数は63戸(同384.6%増)と大幅に増加した。
通期の業績予想は、戸建分譲事業の販売棟数が当初計画(1,500棟)より100棟減少する見込みになったため売上高を下方修正し、利益面では、分譲用地仕入れを厳選したことやコスト低減に向けた取組みの成果が表れたことなどから上方修正した。
修正後の通期業績予想は、売上高364億円(前回発表比▲6.2%)、営業利益38億5,000万円(同24.2%増)、経常利益37億5,000万円(同25.0%増)、当期純利益21億5,000万円(同19.4%増)。