清水建設(株)はこのほど、東京・新橋烏森地区で中規模賃貸オフィスビル(東京都港区)の単独開発に着手した。同社は、2010年7月に発表した新長期ビジョンで、収益の柱の一つに不動産ビジネスの多角化を打ち出しており、同物件開発はその第1弾。
同物件は、鉄骨造地上12階建て、敷地面積1,018平方メートル、延床面積9,241平方メートル、竣工は2012年1月を予定している。開発事業費は約130億円で、安定的な収益源として当面は保有していく方針。
設計にあたっては、CASBEEのA評価を取得する予定。LED照明の採用や自然光の利用、人感センサーによる照明・空調制御などにより、CO2排出量を削減する。また、外壁の一部を緑化するほか、夏場にはドライミストを使ってエントランス回りに清涼な空間を作る計画。