積水化学工業住宅(株)カンパニーは、快適性と経済性を両立する「全館換気空調システム」を搭載した木質ユニット住宅「ツーユーホーム空気工房プラス」を、10月23日から全国発売する。
2003年発売した高性能換気システム搭載住宅「ツーユーホーム空気工房」をベースに、「除湿・加温ユニット」を装備。梅雨時や夏は「除湿換気」を、冬の夜は冷え込みを和らげる「加温換気」を稼働。建物の高い気密・断熱性能の効果と合わせて、冷暖房を使わなくても過ごせる時間と空間を拡大した。太陽光発電の売電メリットにも対応。一般の24時間連続運転の全館空調と異なり、使用しない部屋の冷暖房を自動でオフにする設定が可能なため、余剰電力を増やすことができ、一般的な高断熱住宅で全館連続空調運転をした場合と比べ、年間約3万円の光熱費が削減できる。
また、「空気工房」よりさらに性能を強化した空気清浄フィルターを採用。冬の過乾燥を抑制する「加湿ユニット」も用意する。1階の主要室に天井ビルトインタイプの空調を標準装備。エアコンを最適な位置に配置することで、室内の温度均一性を向上させた。
販売価格は、3.3平方メートルあたり56万円台から。10年度下半期の販売目標500棟、11年度1,200棟を計画している。